1796 妄想

夕べは佐藤正午「月の満ち欠け」を読了。
借りてきたその日に読了は珍しい。
生まれ変わりがテーマというか底に流れている話で半ばファンタジー半ば現実的・みたいな話であった。
ある意味自分としてはついて行けないような話であったが読んでしまった。
今日、返却にいってまた違う本を借りてこようと思ったが見渡したところなかったので借りなかった。
とりあえずうちには読んでない本が何冊もあるのでそれにかからなくてはなるまい。
この頃は読んでいると、すごく眠たくなってしまって気がつくと寝ていることが多い。
で不思議なことに読みかけの文章が自分なりに続きを作ってしまって物語が進んでいくことがある。
でも実際の話は当然全く違う方向へと進んでいるのだが。
不思議だ。
自分で物語を作っていくというところが。
こういうのを妄想というのだろうか。
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1772 銀河鉄道の父

s-ginngatetudou

門井慶喜「銀河鉄道の父」読了。
文字通り宮沢賢治の父親を主人公として賢治の生涯を書いている。
文体はやさしく軽い感じですらすらと読めた。
父子の葛藤劇、あるいは親子の憎悪を込めてやり合うような話かと思ったが、父親の威厳を持ちつつも慈愛に満ちた父親像を描いている。
賢治がやりたいことを時にはいさめ時には容認し、一歩下がって見ているようなところがある父親だった。
この前の澤田瞳子の「火定」は漢字も多く言葉も歴史的な述語が多くて読みづらかったが、なんとなく凝縮度においては「火定」の方が勝っていた、と感ずる。
直木賞は、自分では澤田に軍配をあげる。
まあ人の感受性はそれぞれだから、誰にやってもというところはある

1767 読み書きパワー


s-shuki
書くことというか書かなければならないことが3つはあるのに進まない。
それよりも読むことの方に流れている。
書くことは自分の内面からのパワーが必要だが、読書はあなた任せ的なパワーがあればいい。
書き出すとすいすいと行く方だがその書き出すパワーがこのところ不足している。
読書はいったん読み出すとパワーが持続するのか読み切りまで行かないとフラストレーションがたまってしまう。
積んである本は雑誌が3冊、単行本が5冊ぐらいか。
うーん、読書もせないかんし、書く方も迫っているし。
どーしよう。
図書館に予約までしてしまっている。
とりあえず、今ある本を読み終えよう。

ネットによると亜米って杉原千畝の千畝を読めなかったんだって。
ほんとかいな。
と思う今日この頃。
写真はMさんという人の1995年4月15日朝日新聞掲載の切り抜きを借りました。

1765 火定

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澤田瞳子「火定」(かじょう)を読んだ。
直木賞候補になっていたが惜しくも逃す。
「火定」は奈良時代の話で天然痘を取り巻く話。
当時の医薬関係をよく調べて書いてあるのだが非常に強い感染力のある伝染病である。
物語はいわゆるパンデミックに陥ったことを題材に非常にスリリングに書き進められる。
はじめから終わりまで緊張感のある文体で息を継がせない。
澤田の本は「若冲」と続けて読んだが、どちらも読み応えのある作品だった。
今回の直木賞は、門井慶喜「銀河鉄道の父」であった。

1761 若冲

s-若冲2

久しぶりに長編、澤田瞳子「若冲」を読んだ。
江戸時代の奇怪な絵を描く絵師、伊藤若冲の話。
若干フィクションのところもあるようだが、池大雅、円山応挙、与謝蕪村、谷文晁、市川君圭などの知られた絵師も出てくる。
とくに市川君圭との関わりは重要な要素なのだが、史実的にはそういう関わりはなかったかと思われ作者のフィクションであろうと思われる。
奇怪な絵を書くことに至ったことは妻とのこと(これもフィクション)が大きな関わりがあるのだが、それに市川君圭が関わってくるのだ。
時代は江戸であるが、若冲、応挙、大雅などの絵師はみな京都である。
蕪村は俳句も有名なのだが絵師としても相当なもの(らしい)ということが分かった。
澤田瞳子は知人の薦めで読んだのだが最近作「火定」(かじょう)も面白いというので図書館に予約した。
まだまだ積んである本がいっぱいで減っていかない。
昨年はもう少しで1万ページに達するところだったが、最後息切れで行かなかった。
今年はまた挑戦である。
書くことと読むことは当分続けていかねば。
と思う今日この頃。

G市長選に6人。
そのインタビューで6人6通り、記者の書き方が面白かった。
~主張した。
~訴えた。
~提言した。
~説いた。
~話した。
~語った。
と語尾をみんな変えて書いた。
苦心の跡が伺える。
プロフィール

Author:JAZZY
田舎親爺のつれづれ日記。記憶を記録に、記録を記憶に。
Jazz大好き、クラシックも大好き。
JAZZYは邪爺ことよこしまなじじい。
生き馬の目を抜くような世の中、ちょっと立ち止まりしゃがんでみよう。そして斜眼で見える世相を書いてみたい。

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