1614 猫の子

寝しまにアイポッドで音楽を聴きながら寝る。
のだが、すぐ寝付いてしまってどんな曲が流れていたか分からないことが多い。
このところピアノ・ソナタだったが、時々気がついてハッとする。
そしてメロディがいいと曲名をさがす。
この前はソナタ19番の1楽章がなかなか心に響いたのだった。
あとハンマークラビーアとか。
合間にジャズを聴いたり、ボーカルをきいたり。
今回は伊藤多喜雄の「猫の子」。
これは郡上踊りの曲の中の一つ。
なかなかアレンジがきいていてそこはかとなくいい感じ。

ほんとの郡上踊りの歌詞では、出だしはこんな感じ(ネットでコピペ)
○ヤアヨーホーイヤーヨーイ
 猫の子がよかろ(猫の子がよかろ)
 猫でしやわせ コラねずみょ取る
 (ねずみょ取るノーねずみょ取る 猫でしやわせ コラねずみょ取る)
※以下、唄ばやし、返し省略
○猫がねずみ取りゃ いたちが笑う いたち笑うな コラわれも取る
○誰もどなたも 猫の子にしょうまいか 猫でしやわせ コラねずみょ取る
・・・
以下下世話な歌詞がいくつかでてくるのが面白い。
○大笹原で 誰か寝たよな コラ跡がある
○寝たか寝なんだか 枕に問やれ 枕正直 コラ寝たと言うた
○婆さ枕元 箱根の番所 通り抜けたも コラ知らなんだ
とか
○破れ褌 将棋の駒よ 角と思えば コラ金が出た
○夕んべ夜這人(よばいにん)が 猫踏みころいた 猫で返しゃれ コラ熊笹で
○夕んべ夜這人(よばいと)が 二階から落ちて 猫の鳴き真似 コラして逃げた
とか
○元まで入れて 中で折れたら コラどうなさる
○一夜寝てみて 寝肌が良けりゃ 妻となされよ コラ末までも
○一夜ござれと 言いたいけれど まんだ嬶まの コラ傍で寝る
○何と若い衆よ じゃけらはおきゃれ じゃけらしてから コラ子ができた
・・・とか何だか殆ど夜ばいの話しみたいな感じの歌詞ばかりだ。
江戸の性文化の一端である。

最初のところの猫がネズミを捕るのをイタチが笑う。
イタチよ笑うなお前も取るだろが。
と言うところはどこかの猫ネズミの夫婦が夜の営みをしている。
イタチがそれ見て笑うがお前だって同じ事してるだろと。
遠回しに言ってる。
トラ・キム・亜米もそんな感じのイメージが出来そうな気がする。

「笑うなよ お前も同じ ことしてるジャン」
「猫ネズミ イタチ出てきて 性文化」
「フリーなら 江戸期の頃が 盛んなり」
「キム笑う トラの威を借る 亜米の顔」0818
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1596 近衛秀麿

BSで2,3日前やった近衛秀麿のビデオを見る。
戦時中に海外で活躍していた指揮者。
近衛文麿の弟。
ベルリンフィルを初めて振った日本人。
などは知られていたらしいが、「ユダヤ人を救った指揮者」と言うことはあまり知られていなかった。
ポーランドのポーランド劇場でシューベルトの「未完成交響曲」をふるのだが、演奏家はポーランドにいた人達ばかりで殆ど寄せ集め。
彼らはユダヤ系ポーランド人。
練習もそこそこに振ったらしい。
聴衆はドイツ軍将校。
ドイツ軍とユダヤ人が相対している構図。
当時としては考えられない構図だ。
近衛はさまざまな方法を駆使してユダヤ人達を国外へ逃がしていたらしい。
番組では、その未完成交響曲をやったのだが、当時のポーランド劇場でポーランド人の演奏家を集めてやったのだった。
当時の演奏家達のサイン集(色紙のようなものに書いたもの=本物)を脇に置いてやったのだった。
なかなか凝った演出で思わずうるうるする。
重厚な感じの未完成の第1楽章を当時の様子を思い浮かべながら聴くとさらにうるうる。
兄の近衛文麿は戦後A級戦犯、服毒自殺だが、弟秀麿は戦後も指揮者などとして活躍。

未完成は昔よく聴いたが久しぶりに聴いてみてやはりいい曲である。
9番の「グレート」もよく聴いた。

余談、あれれ、なのにCDは1枚もないしレコードも持っていなかったのだ。
もう一つ余談で、高校生が選ぶ直木賞の1位に須賀しのぶ「また、桜の国で」があって、これがこのBSの内容と関係しているようで早速図書館に予約したのだった。

「戦時下に ユダヤ助けた 指揮者あり」
「未完成 悲しみ含む 重厚さ」0731

1587 ジャズライブ

s-ライブ

今日は恒例の陶芸講座。
初めてから20年はたつ。
今日はコーヒー茶碗を作った。
昼はバーベキュー。
みんな歳をとったせいか余り食べなくなってあまった、
焼きそばもだから作らなかった。

夜はジャズライブ。
こんな小さな町でジャズが楽しめるとは。
余り見たことのない編成で、トロンボーンとピアノだった。
まあそれなりにジャズの雰囲気が感じられることが何より。
ピアノはなかなかの達者で、トロンボーンは若手の女の子。
何でもまだ院生でこの秋かしらんにロスで学会発表を英語でやるとか。
それはともかくスタンダードからポップス、歌謡曲までジャズ風アレンジでよくやってくれた。

「暑き夜 踊りの町に ジャズ流る」
「暑き夜 さらに暑くは ジャズライブ」
「びんびんと ショパンもひばりも ジャズる夜」
「バラードで しっとりしめる 山の町」0722

1428 馥郁タル火夫2

昨日載せた写真に写っている詩(文)は以下の通りである。

 「ダビデの職分と彼の宝石とはアドーニスと莢豆との間を通り無限の消滅に急ぐ。故に一般に東方より来りし博士達に倚りかゝりて如何に滑かなる没食子が戯れるかを見よ!
 集合的な意味に於て非常に殆ど紫なるさうして非常に正当なる延期!ヴェラスケスと猟鳥とその他すべてのもの。
 魚狗の囀る有効なる時期に遙に向方にアクロポリスを眺めつつ幼少の足を延してその爪を新鮮にせしは一個の胡桃の中でなく一個の漂布者の頭の上である。
 間断なく祝福せよ楓の樹にのぼらんとする水牛を!
口蓋をたたいて我を呼ぶ者あれば我はひそかに去らんとする。けれども又しても口中へ金貨を投ずるものあり。我はどならんとすれども我の声はあまりにアンヂエリコの訪れにすぎない。跪きたれども永遠はあまりにかまびすし。
 色彩りたる破風よりクルブシを出すものあれば呼びて彼の名称を問ふ。彼はやはりシシリイの料理人であった。
 堤防を下らんとする時我が頸を吹くものがある。それは我が従僕なりき。汝すみやかに家に帰りて汝の妻を愛せよ!」    ・・・・(続く)

ネットで見てコピペをしようと思ったが、この詩はなかった。
フクシマ大学の先生がこの「馥郁タル火夫」について論文を書いていらっしゃる。
その中に全文が出ているがpdfのためコピペがきかない。
ので、こうなったらと思って書き写すことにしたのである。
これで約半分である。
残りは、また書き写す。
書き写していると心の中に色々なことが浮かんでくる。
見たこともない言葉や漢字もある。
そしてやはりこの詩から受ける印象、イメージ、おもしろみなどである。
「没食子」とは見たこともない言葉。
「もっしょくし」と読む。
ならの葉っぱなどにハチが卵を産み付けてそれが丸い形をして乾燥するとその中にタンニンが出来てそれをインクの材料にする、とある。
猟鳥とは狩りで狩られる鳥のこと。
魚狗とはカワセミ。
跪くは「ひざまづく」。
ダビデ、アドーニス、ヴェラスケス、アクロポリス、アンヂエリコ、シシリイなどのカタカナ語はギリシアやローマ(イタリア)を思わせる。
そして東方よりきたる博士達といえば、キリストの生誕、あるいはキリスト教を思わせる。
全体的になんのことやら、これが詩かいなと思うが、詩なのである。
超現実詩、シュールレアリスムの詩。
つまりシュールな詩。
お互いに遠い関係にある言葉がくっついて独特な感じを出す。
その言葉には元の意味というか、昔ある場面で使われていたものなどが潜んでいたりして、それが分かるとあれからとったのかと思いそれがちょっと自尊心?をくすぐり面白いのである。
いわゆる本歌取りというやつ。
どれもこれもほんとに面白いフレーズのつながりである。
「汝の妻を愛せよ」などはほっこりさせられる。

575が思い浮かばない 0211

1422 生マーラー2

またマーラーの2番を聴いてきた。
これで生2番は4回目。
インバル、コバケン、秋山、そして今日は女流・新田ユリ。
前の3回に劣らず素晴らしかった。
今日は2階席からだったので後ろの打楽器群がよく見えた。
さすがのマーラーというか打楽器群の活躍がないとやはり迫力は出ないことがよく分かった。
大太鼓1、小太鼓2、ティンパニ2、ドラ2、トライアングル1、シンバル1。
あと名前の知らない真鍮で作った長方形の板3(つり下げて打つ、バシとかクシャという音がする)
それに金槌のでかいのでたたくもの(下に据えてあったので見えなかった、多分金属)
など。
大太鼓の重低音は物凄く、弱くたたいてもドドドドドと響いていた。
1楽章と最終楽章は好きなのだが、今回は合唱も入っている最終楽章の盛り上がりにいたく感動した。
合唱の盛り上がりと金管のフォルテ、打楽器群のフォルテがクレッシェンドしていき大迫力だった。
最後にちょっとだけパイプオルガンが鳴った。
パイプオルガンが使われていることは知らなかった。
ということで最終楽章コーダは、ちょっと涙が出そうになった。
「打楽器の 音それぞれに 力あり」
「フルートの 響きにゆるむ 琴の線」
「追分で 引き剥がれたる 寒かな」漱石
プロフィール

Author:JAZZY
田舎親爺のつれづれ日記。記憶を記録に、記録を記憶に。
Jazz大好き、クラシックも大好き。
JAZZYは邪爺ことよこしまなじじい。
生き馬の目を抜くような世の中、ちょっと立ち止まりしゃがんでみよう。そして斜眼で見える世相を書いてみたい。

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