1072 死刑制度

難しい課題である。
先進国と言われている民主主義の進んだ国(と思われている)でまだ死刑制度の存置国はアメリカ、日本、インドである。
アメリカは州によっては廃止したところもある。
ヨーロッパは殆ど廃止している。
何故日本は残っているのか。
「世界」3のデイヴィッド・T・ジョンソンの論文「日本にはなぜいまだに死刑制度があるのか」に寄れば、それは3つのことが考えられるとしている。
一つは、日本は、1945年の体制変革の経験をしたがアメリカ主導の占領下において死刑制度は変革の中に含まれなかった。
1945年、東京裁判で連合国側は死刑判決をした。
連合国といってもアメリカは死刑制度のある国だったから、自然な流れだったかもしれない。
東京裁判では7名が死刑。
アメリカ政府は戦争犯罪人として死刑を強く願ったという。
それは、戦争という敵対関係のあった中で一つの報復措置としての刑罰であったのだろう。
ヨーロッパの数カ国では独裁政権の失脚直後に廃止されている。
カンボジアはクメール・ルージュの崩壊直後(1989)、フィリピンではマルコスの亡命後に、東チモールはインドネシアからの独立後に廃止した。
余談だがネットで調べてみると、ヨーロッパの内、最も早く死刑廃止を決めたのはリヒテンシュタイン1785,アイスランド1830,モナコ1847,ポルトガル1867などである。
その他は、第2次大戦後がやはり多い。
フランスは1981、イギリスは1969から1998までかかって全廃、イタリアは1948から2007にかけて全廃、ドイツは1949に廃止している。
ドイツはナチス政権以前からあったのだが、死刑の執行人は世襲のものだった。
そのナチス時代の最後の執行人はヨハン・ライヒハートという人で、ナチス時代にもやっていたため戦犯で逮捕されたが命令でやっただけということで無罪となる。
そして、また再雇用されて新たにかつて命令を下していた政治指導者達を処刑するという皮肉な結果役割を担ったといわれる。
彼が生涯処刑した数は3165人で歴史上最大と言われる。
こういう人たちは、やはりというか社会から蔑視されたりすることもあり、副業もせざるを得ないような生活だったという。
to be continued続く
「老いなくも 死は隣にと 自覚する」  0218
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