1484 抛物線

ちょっと最近折れそうになっているので詩を読んでみた。
ぱっと開いたそのページ。
「近代の寓話」から「キャサリン」と言う詩
女から
生垣へ
投げられた抛物線は
美しい人間の孤独へ憧れる人間の
生命線である
ギリシャの女神達もこの線
を避けようとするのだ。
十二月の末から一月にかけて
この辺は非常に淋しいのだ。
コンクリートの道路が
シャンゼリゼのように広く
メグロの方へ捨てられた競馬場を
越えて柿の木坂へ走っているが
あの背景は素晴らしい夕陽
さがみの山々が黒くうねって。
この夕焼けを見たら
あなたも私と同じように
恋愛の無限人間の孤独人間の種子の起源
のために涙が出そうに淋しく思うだろう。
杏子色の夕焼け
・・・・以下略
まだこの3倍ほどの長さの詩であった。
どこを切り取ってもはやり西脇順三郎の詩である。
「女」「生垣」「女神」「坂」「種子の起源」「杏子」「夕焼け」
これらの語彙がらしさを出している。
涙が出そうに淋しいって当たり前の心象だがこの中にあると「詩的」になってしまう。
そして何となくほんとに涙が出そうになる。
のは自分だけか。
淋しいから淋しいという言葉を使うのは詩的でないが、なぜかそのままの言葉がしっくり来る。
のは不思議。
「淋しいの で淋しいと言 うのじゃよ」
「恋愛を してみたいぞ 孤独人間」
「夕焼けを 見たら涙が 出そうにな」 るを入れない
「生け垣に 女がいれば それで詩」0410
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Author:JAZZY
田舎親爺のつれづれ日記。記憶を記録に、記録を記憶に。
Jazz大好き、クラシックも大好き。
JAZZYは邪爺ことよこしまなじじい。
生き馬の目を抜くような世の中、ちょっと立ち止まりしゃがんでみよう。そして斜眼で見える世相を書いてみたい。

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