131209 絶望はいっとき

いつまでも絶望感にひたってはおれない。
絶望はいっとき。
暗き中よりいずるもの最大の光を見る、だったか。
明けない夜はない、とも。
国会の周りの人々の多さもさることながら、各地のデモンストレーションも増え続けた。
という事を考えれば今後の展開も希望が持てるではないか。

「世界」12月号を半分も読み切らぬうちに1月号が来てしまった。
そのうちの目に付いた一つの記事を読んだ。
<ペスト>の時代にどう向き合うか、という題の連載第一回。
ご存じカミュの小説「ペスト」から導かれる論考である。
ペストの意味するところは伝染病の一つというとらえ方のほかに、戦争と占領と言うものも意味しているといっている。
さらにいえば、今回の日本の状況、あるいは世界的な状況もメタファーとして意味しうるのではないか。
1月号では大まかな小説の全体像を解説しているが、上に述べた世界を含んだ日本の状況にも次回から筆が進むのではないかと思う。
いってみれば、閉塞、暗黒、絶望、不条理の世界をどう生きるかということであろう。
小説ではペストの発生から終息までを描いているのであるが、オランという町に閉じこめられた民衆の生き様が異様な感じで描かれている。(らしい)
民衆の意識は過去や未来から遠ざけられ、現在にのみ意識が集中する。
過去には恨みを抱き、未来は奪い取られたという意識。
閉塞した切迫感のなかでの意識は、人間の本姓が現れてくるという。
あのアウシュビッツにとらわれたユダヤの人々の意識と似ているのかもしれない。
日常性が無くなり非日常の中にいるということ。
戦争の中にいる時も同じだろう。
戦後憲法を否定し人の上に国家を作るような政治体制も同じである。
ということで、あらためて「ペスト」を読んでみたいと思い注文した。
また本が増える。
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田舎親爺のつれづれ日記。記憶を記録に、記録を記憶に。
Jazz大好き、クラシックも大好き。
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生き馬の目を抜くような世の中、ちょっと立ち止まりしゃがんでみよう。そして斜眼で見える世相を書いてみたい。

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