140105 永劫



また森へ行く。
おやおやまた鹿の静かなお出迎え。
森の主に見放されたのか、自らの意志なのか。
誰も気づかない中で静かに逝ったとみえる。
もう時間はかなり経っており骨さえ見える。
そのあばらの骨の白いこと。
その中で生が営まれ、空気と水と物質の循環があったのだ。
今度は土に還って新しい循環を作り出してくれるだろう。
森に抱かれていた君は森に還ったのだ。
動物と人間に差別無く命があるとするならば、
何億分の1の人間の命が見届けたのだ。
何億分の1の鹿の命が森に還るのを.
だがその命は紛れもなく億にも匹敵する大きな1としての命であった。
そして今日のその日は永劫分の1の一日であった。
永劫分の1の時間が永劫を作る。
一つの瞬間に永劫が宿るのだ。
森は永劫である。
鹿も人も永劫なのだ。
永劫の森に冬の風が吹き渡った。
冷たい永劫だった。
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プロフィール

Author:JAZZY
田舎親爺のつれづれ日記。記憶を記録に、記録を記憶に。
Jazz大好き、クラシックも大好き。
JAZZYは邪爺ことよこしまなじじい。
生き馬の目を抜くような世の中、ちょっと立ち止まりしゃがんでみよう。そして斜眼で見える世相を書いてみたい。

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