501 他者感覚

昨日の丸山真男の続き。
丸山は晩年になって、しきりに強く言ったことは、他人ともっと交流せよということだった。
他者感覚を大事にしてほしい。
自分と同じような考えのものや同じ職種、同じ研究をするものとばかりかかわっていないで、他業種、文系のものは理系のものと交流せよと。
同類項とばかり議論しないで違う意見を持つものを大事にせよということである。
自分と違った意見、違った考えを持つものに対しても排斥するのでなく一度自分の中に取り込んで消化してその上で自分の意見と闘わせよと。
他者感覚がないために考えが浅かったり、独りよがりのものだったりする。
横につながれともいう。
他者を理解することあるいは共感してみるということだとも言う。
今の状況とりわけ政治の状況を鑑みるときこの他者感覚の欠如は多分にあるのではないかと思う。
数におぼれ少数をけちらし、自分が思うがままの状況である。
社会的少数者や弱者に対してどれだけこの他者感覚を自分の身のうちに入れているか。
ほとんど0じゃないかと思うのである。
丸山本人もこの状況を見たとき仰天するに違いない。
この他者感覚というのは勿論わたくし自身にとっても大切にしなければならないものである。
あるいは常にその感覚を意識の中に持ち働かせなければいけないということでもある。
自戒としてこの言葉は大切にしたいと思う。
以上丸山の著作も読んだことがないくせにEテレの特集だけ見ての感想であった。
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田舎親爺のつれづれ日記。記憶を記録に、記録を記憶に。
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