579 タイフーン

19号が来るというので予防に万全。
台風といえば「タイフーン」と「野分」。
思い出した詩と俳句をコピペする。
・・・・・・
秋 Ⅱ 西脇順三郎
タイフーンの吹いている朝
近所の店へ行って
あの黄色い外国製の鉛筆を買った
扇のように軽い鉛筆だ
あのやわらかい木
けずった木屑を燃やすと
バラモンのにおいがする
門をとじて思うのだ
明朝はもう秋だ

タイフーンを台風といっては興ざめ。
「あ」と「き」と「も」の韻とか「もん」の韻とか音からおもしろがる人もいる。
タイフーンと黄色い鉛筆とバラモンと門の取り合わせがわたくし的には面白い。
最後の締めが今でなくて明日の朝のことで突然に秋になる、ということもさすがの詩人であると思うのだ。
・・・
芭蕉の台風関係は3つあった。
勿論「野分」であるが。
・芭蕉野分して たらいに雨を 聞く夜かな
・吹き飛ばす 石は浅間の 野分かな
・いのししも 共に吹かるる 野分かな
勿論「野分」=「台風」ではないが浅間の野分は台風の感じがする。
いのししのもそんな感じ。
ここらでは鹿も猿も猪も山の中で台風に耐えているかと思う。
「いのしし」には5音を作る上で「いのしし」だっただろうと思うが、実際は山の中の獣みんなを代表として出ているにすぎない。
芭蕉野分しての芭蕉は5音からすると余分だが、芭蕉という植物の葉っぱに当たる雨と風を連想させて中の盥の音と対比するという効果を出している。
のじゃないかと思うのだが。
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田舎親爺のつれづれ日記。記憶を記録に、記録を記憶に。
Jazz大好き、クラシックも大好き。
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